各種お役立ち情報Useful information
省エネのお役立ち情報

照明
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設備更新
高天井照明のLED化
LED照明にはこれまでの光源にはない様々な特長があります。その一つが長寿命で、水銀灯に比べランプ交換が少なくなり、メンテナンス性の向上を図ることができます。
省エネ、省コストだけではなく、高所や屋外看板など交換作業が大変な箇所のランプ交換頻度低減のためにも、LED照明へのリニューアルが効果的です。 -
設備更新
ベース照明のLED化
LED照明は、従来の蛍光灯と比較すると、大幅に消費電力が少ないという特徴があります。
省エネ対策として、LED照明への更新は効果的です。 -
設備更新
誘導灯のLED化
LED誘導灯は消費電力が少なく従来製品に比べ90%程度の電力削減が可能です。
LED誘導灯の定格寿命は、60,000時間(従来ランプの5~10倍)と長く、ランプ交換に伴うコスト削減にも寄与します。
なお、誘導灯は消防設備のため、交換に際しては所轄消防署へ事前に相談されることをおすすめします。 -
設備更新
ダウンライトのLED化
ダウンライト照明は、LED照明器具の普及が最も進んでいる分野です。(注) 断熱材や密閉構造の有無など構造によってはLED電球の性能低下や故障につながる場合があります。照明器具の取替えの際は、製造メーカーにお問い合わせください。
空調
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運用改善
空調設定温度の緩和
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夏季の冷房における冷やし過ぎ、冬季の暖房における暖め過ぎは、無駄なエネルギーの使用につながります。 一般的には、冷暖房の設定温度を1℃緩和することにより、約10%程度エネルギー使用量を削減できると言われています。 室内の快適性を保ちながら、無理のない範囲で調整されることをおすすめします。
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設備更新
空調機器更新(EHP⇒EHP)
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一般的な空調機器は長期間の使用により、部品の摩耗や劣化等で、機器の効率が低下します。15年程度を目安に更新をご検討されることをおすすめします。
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設備更新
空調機器更新(GHP⇒EHP)
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ガス式エアコンは、ガスエンジンで圧縮機を動かしているため、オイル交換など必ず定期点検となることに加え、長期間使用することで、機器の効率が低下します。13年程度を目安に更新をご検討されることをおすすめします。
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設備更新
空調機器更新(吸収式⇒ヒートポンプチラー)
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吸収式冷温水発生機の更新時期は、一般的に15年程度が目安です。長期間使用することで、機器の効率が低下するとともに、メンテナンス費用も高額となっていきます。高効率なヒートポンプチラーへの更新をおすすめします。
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運用改善
冷温水温度の適正化
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空調熱源設備の容量は「安全率※」や「将来の負荷増加分」を見込んで設計されるのが一般的です。そのため、冷房ピーク時期以外は低負荷率(低効率)運転を行っている場合があります。季節や冷房負荷に応じて、運転台数の最適化や冷水温度設定を調整することで省エネルギーを図ることができます。
※安全率:経年劣化や過酷な気象条件などを考慮した余裕度
エアコンプレッサー
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運用改善
エアコンプレッサー吐出圧力の適正化
一般的にエアコンプレッサーは、工場の電力使用量の25%前後のウェートを占めると言われており、省エネ対策を進めるにあたり無視できない設備です。工場内では、生産機器の稼働等に必要な最低圧力よりも過剰な圧力で供給されているケースもあり、操業に影響がでないことを確認しながら、少しずつ吐出圧力を下げることをおすすめします。
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運用改善
エアコンプレッサー吸込温度の適正化
エアコンプレッサーの所要動力は吸込空気の体積に比例するため、一定量の圧縮空気を得るのに必要な動力は、吸込空気の温度によって変化します。したがって、換気ファンの活用等によりエアコンプレッサー室の温度を下げることにより省エネルギー化を図ることができます。
設備保守
配管・接手などからの空気漏れ

~圧縮空気の漏れについて~
圧縮空気は、目に見えない、においがない、人体に有害でない、環境を汚さない、火災の危険がない等の性質があるため、空気漏れが発見されても修理が実施されず、放置されがちです。
一般的に、工場で使用されている圧縮空気の10~20%程度が漏洩していると言われています。配管から漏れる圧縮空気は、例え小さな孔であっても漏洩箇所が増えていくと、製造ライン圧力の低下等のトラブルにつながりかねません。
エア配管や継手などからの空気漏れも、積み重ねると大きなエネルギー損失につながります。
日頃から漏れの発見に努めるとともに、漏れを発見したときには、すぐに修理することを習慣化されることをおすすめします。
また、設備非稼働時に、空気漏れ箇所がないか一斉点検することも効果的です。
蒸気配管・ボイラ
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設備保守
蒸気配管の保温施工
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蒸気配管等の保温施工がなされていない場合は、蒸気の熱エネルギーが配管等を通じて、そのまま外に逃げていくためエネルギー損失につながります。ボイラの燃料使用量の低減にもつながる、保温工事をおすすめします。
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設備保守
ボイラの燃焼調整
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ボイラで燃料を完全に燃焼させるためには、燃焼用の空気が必要です。空気量が少ないと、不完全燃焼を起こし失火の危険性があるため、通常は最低限必要な空気量よりも若干多めの空気を供給する設定になっています。しかしながら、供給する空気の量が多すぎると、多くの熱を煙突から排気することになるため、エネルギーの損失が大きくなってしまいます。損失を抑えるために、常時適正な調整を行うことをおすすめします。
その他設備
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運用改善
冷却水温度の適正化
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一般的に、冷凍機は冷却水入口温度が低くなるほど冷凍機の効率は良くなります。そのため、冷房ピーク時以外(中間季等の軽負荷時)には、冷却水温度の設定を下げることにより、省エネルギーを図ることができます。
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設備導入
ヒートポンプ給湯機の導入(蒸気ボイラの給水予熱)
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蒸気を使用する生産工程等において、蒸気ボイラの給水予熱に高効率ヒートポンプ給湯機を組み合わせたハイブリッドシステムを導入することで、省エネルギーを図ることができます。
設備導入
ヒートポンプ給湯機の導入(循環加温)

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洗浄槽や原料保管槽などを蒸気で加温している生産工程において、循環加温ヒートポンプを併設し循環加温ヒートポンプで槽を加温し、蒸気使用量を減らすことにより省エネルギーを図ることができます。急激な温度低下や循環加温ヒートポンプが故障した場合には、既存蒸気設備で補償するため安心・安全です(併設後の運転条件として、対象の槽は年間を通して保温状態を維持するため、循環加温ヒートポンプを運転するものとします)。

工場廃熱・未利用熱の活用について、詳しく知りたい方はこちら
(一社)日本エレクトロヒートセンター
https://sangyo-hp.jeh-center.org/

















ここで紹介しているものは一部です。
お客さまに合った省エネ方法がまだまだあるはずです。お気軽にご相談ください。
専門家による省エネ診断
一般社団法人省エネルギーセンターでは、エネルギーの専門家が現地で診断を行った後、省エネや脱炭素化に向けたアドバイスを行う、省エネ最適化診断を実施されています。
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