事例紹介Case Study
工場
タカノフーズ中四国株式会社さま
岡山県加賀郡吉備中央町湯山1300-1
-
エネルギー診断
⾮常⽤発電機リースの採⽤による⼯場の安定操業
環境に配慮した設備の更新・運⽤によるおいしい納⾖づくり
-
取材先企業
タカノフーズ中四国株式会社
-
住所
岡山県加賀郡吉備中央町湯山1300-1
-
今回紹介する
事例非常用発電機メンテナンス付きリース、
エアリーク調査 -
話してくれた人
岡山工場
工場長 畠山 美雅 さまチーフリーダー 前田 茂 さま
「安全でおいしい」を届ける納⾖業界のトップ企業
おかめ納豆でお馴染みのタカノフーズ株式会社は、1932年に前身である「高野商店」として創業されました。「おいしいからこの笑顔」というキャッチフレーズのもと、90年近くにわたって消費者の健康と食文化づくりに取り組んでおられます。
近年では健康志向の高まりや和食ブームなどもあり、安全でおいしく低価格である納豆は、より多くの注目を集めるようになりました。
納⾖の原料となる⼤⾖や菌には、こだわりがあります。
タカノフーズ株式会社さまでは2200種類ほどの納⾖菌を保有し、商品によって選抜された納⾖菌を、さまざまな⼤きさの⼤⾖と組み合わせることによって、多くの商品を提供しています。
季節に応じて発酵具合を調整し、味も地域によって変えるなど研究に研究を重ねて、安全でおいしい製品を⾷卓に届けておられます。
岡山工場を災害に強い工場へ変える!
茨城県から、⽇本全国に⽣産拠点を構え、現在は北海道から九州まで、全国に納⾖⼯場9カ所(うち2ヵ所は協⼒⼯場)⾖腐⼯場3ヵ所から商品をお届けしています。
今回ご紹介する岡⼭⼯場は、納⾖⼈気の⾼まりを受けて、2002年に設⽴されました。⼭陽⾃動⾞道と中国⾃動⾞道の両⽅にアクセスでき、中四国エリア全体に加え、九州地⽅と関⻄地⽅のハブ⼯場としての⽣産機能があります。
岡⼭⼯場の設⽴後も、中四国や九州での納⾖の需要の伸びは続き、岡⼭⼯場が⽣産している商品アイテムも多いことから、⻄⽇本地域の⽣産拠点として重要な役割を果たしています。
それゆえに、災害時など万が⼀の備えをどうするかは⽬下の懸案事項でした。
非常用発電機の導入で突然の災害へ備える
近年、BCP(Business Continuity Plan:ビジネス コンティニュイティ プラン)が重要視されていますが、BCPとは「事業継続計画」のことで、災害など非常事態が発生した際、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画のことです。
タカノフーズ株式会社では東日本大震災で工場が被害を受けたことで、非常用発電機の導入を全社的に進めておられました。岡⼭県はこれまで⾃然災害の影響が少なかったため本格的な検討に⾄っていませんでしたが、2018年の西日本豪雨で岡山県内に大きな被害が出たことから、検討を進めることとなりました。
さらに、九州⼯場でも台⾵により停電が発⽣したことが、導⼊検討を加速させるきっかけとなり、2021年3⽉に⾮常⽤発電機メンテナンス付きリースを10年契約で、提供することとなりました。
安⼼へとつながる災害対策と省エネのご提案
⾮常⽤発電機は⼤型であり、⼯場全体の電気を3 ⽇間まかなうことが可能です。いざという時に備え、⽇常的な稼働確認や定期点検を実施しています。
「幸いなことに岡山工場付近で災害はまだありませんが、今後何が起きるか分かりません。非常用発電機があると、いざというときに安心です。」と工場長の畠山さまは微笑みます。
また、⽣産に使⽤する圧縮空気のリーク調査も2021年6月に実施。広い⼯場を隅々まで調査した結果、⽇常点検を実施されていることもあり、リーク箇所は13ヵ所とわずかでしたが、
「我々では、⼯場稼働中に気付けない箇所のエアリークを発⾒できて良かったです。今回の調査結果を修繕し、省エネに役⽴てたい」とチーフリーダーの前⽥さま。
リーク箇所のパッキンを交換するなど、現在、修復作業を進めておられます。
環境に優しい工場を目指して改善を続ける
コスト削減に加え、環境性が求められる現在、省エネは大きなテーマです。
昨年は空調機、今年はコンプレッサーの更新を行い、エネルギーを効率良く使うことができるようになりました。さらに、従業員へ衛⽣⾯に加えて、空調の管理や消灯について教育を⾏うなど、日々小さなことから取り組んでおられます。
工場長の畠山さまからは「ネジやパッキンの緩みなどは気づきにくいので、エアリーク調査は毎年の実施をお願いしたいです」と要望をいただきました。
環境に配慮した⼯場運営は、今後より必要となるため、タカノフーズ中四国株式会社のニーズに沿うご提案を推進していきたいと思います。
その他の事例
-
工場
住野工業株式会社さま
照明消灯や空調機清掃による地道な省エネの取り組みと、「エネルギー診断」の活用により、カーボンニュートラル実現を目指します。
事例詳細へ -
工場
ナカシマプロペラ
株式会社さまもともと省エネの設備投資に注力されており、2022年からはオンサイト太陽光発電PPAを導入。355kWの設置容量で全電力量の約9%の成果を見込まれています。
事例詳細へ -
病院
医療法人協愛会
阿知須共立病院さま2015年の新病棟新築の際に総合電化提案を行い、エネルギー量46%削減。2010年に導入した電化厨房は給食システムにイノベーションをもたらしました。
事例詳細へ -
工場
ホクト株式会社
広島きのこセンターさま太陽光発電PPAサービスを導入し、第一・第二工場の屋根にパネル2302kWを設置。全電力量の18%相当の成果を見込まれています。
事例詳細へ -
事務所
倉敷商工会議所さま
環境への配慮と防災をコンセプトに新会館を建設。商工会議所として全国初のZEB実証事業に採択され、電気代50%以上削減を見込まれています。
事例詳細へ
本サイトの掲載内容に関するお問い合わせや、電気の購入先を検討されているお客さまは、こちらのページからお気軽にお問い合わせください。