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事務所


倉敷商工会議所さま

岡山県倉敷市白楽町249-5

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    電気式空調

  • ヒートポンプ給湯器

    エコキュート

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    LED照明

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    太陽光発電・蓄電池システム

商工会議所として全国で初めてZEB実証事業に採択
環境と人に優しい、倉敷らしさあふれる新会館

  • 取材先

    倉敷商工会議所

  • 住所

    岡山県倉敷市白楽町249-5

  • 今回紹介する
    事例

    電気式空調、
    エコキュート、
    LED照明、
    太陽光発電・蓄電池システム

  • 話してくれた人

    理事・総務部長 井上 裕康 さま

築50年近い建物を現代らしい新会館へ再築

西日本を中心とした記録的な大雨により発生した災害「平成30年7月豪雨」。岡山県倉敷市真備町でも甚大な被害を及ぼしました。
倉敷商工会館は、昭和46年の建設から50年近くが経過。老朽化と狭隘化が進み、耐震性や設備の部品供給停止、既存不適格などの問題が起きていました。倉敷商工会館は地域のランドマークであり、公共性の高い存在。災害の教訓を生かし、防災・減災機能を備え、環境へ配慮した建物である必要があると、新会館を建設される運びとなりました。
建設にあたり取り組まれた、環境省の「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証」の取得。ZEBとは、快適な室内環境を実現しながら、省エネと創エネによって、年間のエネルギー消費量の収支を実質的にゼロにすることを目指した建築物のこと。採択されると、設備工事などへの補助が受けられます。

建築の工夫と最新設備で省エネ性能アップ

ZEB認証取得に向けては(株)浦辺設計さまの提案と会員でありZEBプランナーとして実績を持つ(株)中電工さまのプランニングにより、無事に採択を受けることができました。商工会議所としては全国で初めての功績です。ZEB実証事業におけるZEBの定義は、エネルギー消費量の削減率等によって4種類に分類され、新会館は外皮の高断熱化と高効率な省エネルギー設備を備え、エネルギー消費量50%以上の削減が求められる「ZEB Ready」に該当しています。

具体的には、外壁への通常の3〜4倍にあたる厚さ100mmの発泡ウレタンフォームの吹き付けや、断熱性能の高いLow-E複層ガラスを使用するなど、外皮を通じた熱のロスを軽減。また、発生するエネルギーが少なくなるよう空調・換気設備についても性能の高いものを採用。非常時に利用できる太陽光発電・蓄電池システムを導入したことで、レジリエンス強化型ZEB実証事業(災害時にもエネルギー供給が可能となる先進的な脱炭素建築物)として採択されました。

快適さと省エネを両立する照明や空調

さらに細かい部分としては、室内には自然光を取り込み、照明の負荷を低減。LED照明は、昼光センサーによる調光制御と人感センサーによる点消灯制御が行われています。空調も個別分散方式にすることで部屋ごとにオン・オフが可能。さらに、人感センサーで人の有無を判断し、エリアごとに風向きを自動制御するとともに、人の増減による室温変化を予測して空調能力を調整するなど、通常の空調より高い効率が実現されています。また、全熱交換器による給排気システムにより、外気と室内空気を熱交換し、自動制御で換気風量を最適化。空調への負荷を軽減しています。また、室内の二酸化炭素濃度を段階的に検知し、排気風量を変更するという現代にふさわしい学習機能も持っています。給湯は電力消費量が3分の1になるエコキュートが採用されています。

電力や給水のバックアップ設備で防災拠点に

  • 太陽光パネル

  • 「お好み焼」、広島生まれの食文化・企業文化を伝える情報発信拠点。

  • 「お好み焼」、広島生まれの食文化・企業文化を伝える情報発信拠点。

新会館のコンセプトのもう一つ、防災機能も大幅に強化されています。耐震性能は通常の1.25倍の性能を持ち、大地震後でも救護・復旧等が行えるよう計画。浸水に対しては、災害時の拠点となる施設や設備を2階以上に設置し、外部には浸水時に雁木となり船を着けられる屋外階段を備えています。受水槽は2階の高さまでかさ上げした架台に設置し、飲料水を確保。また、屋上に設置された約11kWの太陽光パネルで発電された電力は、屋内設備のリチウムイオン蓄電池に蓄電され、停電時は非常用発電機とのハイブリッドで7階会議室へ電源が供給されます。7階の会議室は倉敷市と災害協定を締結し、災害時の一時避難所として60名程度を受け入れる計画で、2階の会議室は災害対策室としての利用を想定しています。

旧会館と比較してエネルギー消費量50%削減を予測

新会館は令和4年1月に倉敷商工会議所の事務局が移転、テナントも満床でスタートしました。すでに大幅なエネルギー消費量削減が見込めており、年間50%以上削減できると予測されています。このように、環境や防災といった新時代にふさわしい機能を持つ新会館ですが、商工会議所が大切にしてきた倉敷らしさも忘れていません。建物のデザインは「吉備の穴海」に浮かぶ船がモチーフで、玄関は青と白のモザイクタイルで高梁川の導きをイメージ。外壁は白と黒を基調にしつつ、倉敷の新しい時代への足掛かりとなったレンガも使っています。今後は敷地内に緑豊かな広場を造り、安らぎを得られる場所にしたいとのこと。倉敷の発展に寄与することを目指し、さらなる構想を練られています。

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