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宿泊施設


株式会社玉造グランドホテル長生閣さま

島根県松江市玉湯町玉造331

  • 空調

    空調

  • 給湯

    給湯

ハイブリッド給湯方式と空冷ヒートポンプチラーを導入
一次エネルギー消費量38%を削減し、より優しい宿へ

  • 取材先企業

    株式会社玉造グランドホテル長生閣

  • 住所

    島根県松江市玉湯町玉造331

  • 今回紹介する
    事例

    業務用エコキュート、
    空冷ヒートポンプチラー、
    循環加温ヒートポンプ

  • 話してくれた人

    トレード・マネージメント・センター
    シニアマネージャー 木村 雅尚 さま

    スタッフ 相内 健太 さま

パワーストーン「めのう」の温泉が自慢

日本最古の美肌温泉のひとつとされる玉造温泉。「玉造グランドホテル長生閣」は1803年創業で、温泉街でも特に長い歴史があります。
玉造温泉がある玉湯町は良質な「めのう」の産地で、全国で唯一、赤・青・白と三色すべての「めのう」が産出される場所。その三色の「めのう」をあしらった大浴場が、ホテルの名物として親しまれています。

また、自家源泉を所有しており、肌触りがまるで絹(シルク)のようにやわらかく驚くような肌触りであるこそから、「シルクハッ(はっ!)ト(湯)」と愛称をつけておられます。ここにしかない特別なお風呂で、心地良い湯をご堪能いただけます。

独自のアイデアと工夫が光るおもてなし

温泉以外にもさまざまな魅力があり、ミシュラン東京で2ツ星を獲得したシェフや、世界大会で金賞受賞のパティシエが監修するメニューを提供され、好評を得ておられます。
さらに、ロビーの一面にカレイドスクリーンを導入。島根の絶景や季節の映像を、大迫力の臨場感でお楽しみいただけます。そのスクリーンの前では、スタッフによる演奏グループ「AMATERASU(仮)」やプロの音楽家による演奏会を不定期で開催。楽しみにしているお客さまが多数いらっしゃるとのことです。

さらに、2021年4月からキッズルームを新設。おもちゃ、プレイハウス、プロジェクターなどを備え、お子さまは安全に遊べて大人は安心して寛げる空間を提供されています。2020年にリニューアルした、お部屋で「めのう」の露天風呂を堪能できる客室「出雲-IZUMO-」も贅沢な時間を過ごせると高い人気を誇ります。

ホテル全体の空調・給湯設備を最新式に

このように趣向を凝らしたおもてなしが魅力の「玉造グランドホテル長生閣」ですが、原油価格の高騰と燃料調達の不安。さらに、設備の老朽化によるランニングコストの問題を抱えておられました。全84室の大型のホテルで、温泉街の中でもトップクラスの広い大浴場2つを備えておられますから、日々必要とするエネルギー量は相当なものです。

そこで中国電⼒では、省エネルギー・省コストを実現できる、ハイブリッド給湯⽅式と空調⽅式の空冷化をご提案。給湯は従来のボイラ方式に業務用エコキュートと循環加温ヒートポンプを組み合わせたハイブリット給湯方式にしました。さらに、空調は水冷式から空冷ヒートポンプチラーに更新。自宅のリモコンのように、シンプルな操作で冷暖房の調整ができるのも魅力です。

燃料や環境問題を解決し驚きのコストカット

給油をハイブリット給湯方式にすることで、使用するボイラが5台から2台へ減少。ボイラの燃料もA重油に転換したことで、熱効率が向上し、再生重油の使用量も年間416tから137tまで減りました。
実はこれまで、煙突の掃除やボイラのススの掃除などにも大きなコストがかかっており、定期メンテナンスだけで年間約500万円もかかっていたとのこと。
このうちの72%がカットされた上に大気汚染の問題も解決するという、大きな成果が生まれました。またもちろん、空調設備の更新も電気代削減につながりました。

さらに、2019年にはエネルギー診断を行い、ホテル内の電気使用実態について社員間で共有していただきました。「どこでどのぐらいの電気を使用しているのか知ることで、省エネへの意識を持つことができました」と、スタッフの相内健太さまも手応えを口にします。

今度も検討を続け、エコな宿を目指す

設備導入にあたっては<環境省「平成31年度先進対策の効率的実施による二酸化炭素排出量大幅削減設備補助事業(ASSET事業)」>の採択を受け、一次エネルギー消費量38%の削減を達成しました。
「玉造グランドホテル長生閣」は、今回大掛かりな設備更新を実施されましたが、大型ホテルですので、一度にすべての設備導入完了とはいきません。1、2階の空調は以前のままなので、今後も引き続き更新を検討されています。
また、冷蔵庫がまるでコンテナのように大きく、効率良く使用できていないことが気になっておられるとのこと。もっと効率の良い設備を導入できないか、まずはヒアリングとリサーチを行い、今後も提案を行っていきます。

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